プリントと本染め、反応染めのちがいとは

3つの染色方法

プリントと本染め、反応染めのちがいとは

名入れ手ぬぐいラボでは、手ぬぐいへの染色方法として、大きく三つございます。
1つ目が本染め、2つ目が反応染め、3つ目がプリントとなっており、ぞれぞれ表現する模様や柄、納期やご予算によって変わってきます。
デザインによって、どのような印刷方法がいいかオススメをご紹介いたします。

本染めの特徴

デザイン的な特徴として、本染めは裏抜け100%となります。
左図のように、模様や柄が裏まで完全にぬけています。

その他に本染めは職人の手作業により、染めていきますので、一枚一枚完成品にムラがでます。しかし、これはデメリットでもあり、メリットでもあると言われていて、それぞれの独特な色味の違いなどを楽しむことができます。
細かいデザインをご希望の場合は、反応染めやプリントでの制作をオススメしますが、本物志向の方や、小ロットでのご注文を希望の方には本染めをオススメしております。

◆図柄パターン

手ぬぐいは指定の色に対して若干の誤差がでる場合があります。
価格の目安として使う染料の量・工程の多さの関係で、①~⑥にかけて価格が上がります。
(安い)① → ② → ③ → ④ → ⑤ → ⑥(高い)

名 称 イメージ 説 明
①白地1色 白地に柄が全体の30%程度、柄は1色染色したもの
②白地多色 白地に柄が全体の30%程度、柄は、2色以上染色したもの
③総柄1色 白地に柄が全体の半分以上、柄は1色染色したもの
④総型多色 白地に柄が、全体の半分以上、柄は2色以上染色したもの
⑤地染め1色 ベタ地1色染色したもの、柄は白抜き
⑥地染め多色
(白フチ有)
ベタ地1色染色したもの、さらに柄に1色以上の染色
メリット デメリット
  • 日本古来の染め方で本物志向
  • 色の裏抜けが100%
  • 小ロット向き
  • 手触り感がソフト
  • 細かい線は潰れてしまうのでデザインは大まかな表現になる
  • 色がイメージ通りにならないことがある
  • 手作業なので製作に時間がかかる
メリット
  • 日本古来の染め方で本物志向
  • 色の裏抜けが100%
  • 小ロット向き
  • 手触り感がソフト
デメリット
  • 細かい線は潰れてしまうのでデザインは大まかな表現になる
  • 色がイメージ通りにならないことがある
  • 手作業なので製作に時間がかかる

<制作例>

反応染めの特徴

デザイン的な特徴として、反応染めは裏抜け70%となります。
反応染めとは、手ぬぐいにオリジナルデザインをプリントする際、反応染料を用いて行う、本染めの一つになります。
反応染めは、注染よりも細かいデザインに対応でき、なおかつ、顔料プリントとは違って、片面のみの染色にならないという所が人気の一つです。

裏抜けに関しては注染には及びませんが、一方で注染が苦手な複数の色がぶつかるような表現も綺麗に印刷することができます。販売、記念品や贈答品、粗品など、オリジナルの名入れを作成したい方にオススメしております。

メリット デメリット
  • 細かい表現が可能
  • 色合わせし易い
  • 多い数量でも対応可能
  • 手触り感がソフト
  • 300枚未満は割高
  • 色の裏抜けが5~8割程度
  • 購入した直後は染めに使う糊の関係で独特の硬さが残る場合がある
メリット
  • 細かい表現が可能
  • 色合わせし易い
  • 多い数量でも対応可能
  • 手触り感がソフト
デメリット
  • 300枚未満は割高
  • 色の裏抜けが5~8割程度
  • 購入した直後は染めに使う糊の関係で独特の硬さが残る場合がある

<制作例>

プリント手ぬぐいの特徴

プリント手ぬぐいは、その名のとおり、まるで印刷物のように顔料を繊維の上に「プリント」することで模様を描きます。均一できれいなデザイン表現に向いており、細かい柄や多色表現も可能です。染め抜く訳ではないため裏抜けは透ける程度になります。
顔料プリントは、他の2つの染め方に比べ製法がシンプルなので、大量生産に向いています。同じ手ぬぐいをたくさん用意したいという方にオススメです。

多色印刷が可能なプリント手ぬぐいは贈答品としての人気が高く、年末年始の粗品、各種イベントの記念品やお得意様へのお礼、個人の方々の各種記念品やプレゼントなど、幅広い用途でご好評いただいております。


メリット デメリット
  • 低価格で製作できる
  • 本染めよりも細かい線を表現することができる
  • 色指定が可能で、ほぼイメージに近い色で仕上がる
  • 製版・印刷は機械で行うため、短納期対応や量産が可能
  • 本染めのような独特な風合いはない
  • 裏面までインクがほとんど浸透しないので、裏面は白っぽくなる。
  • 表面の手触り感が本染めよりも硬くなる
メリット
  • 低価格で製作できる
  • 本染めよりも細かい線を表現することができる
  • 色指定が可能で、ほぼイメージに近い色で仕上がる
  • 製版・印刷は機械で行うため、短納期対応や量産が可能
デメリット
  • 本染めのような独特な風合いはない
  • 裏面までインクがほとんど浸透しないので、裏面は白っぽくなる。
  • 表面の手触り感が本染めよりも硬くなる

プリント印刷は特性上、周囲2cmの白枠ができます。こちらの白枠を無くしたい場合はプラスのオプション料金が発生いたしますので、ご注意ください。

<制作例>

プリントと本染め(反応染め)の違い

プリント、本染め、反応染めはそれぞれ適したデザインがございますので、どの印刷方法を選んだらよいか分からない場合などはお気軽にお問い合わせください。

また、納期のご相談や、価格についても激安価格にてご対応しておりますので、お気軽にお申しつけください。

  本染め 反応染め プリント
料金 小ロットの場合割安 大ロットの場合割安 本染め、反応染めより全体的に割安
ロット 小ロットにオススメ 大ロットにオススメ 小ロット~大ロットまで対応可
納期 30日 25日 25日
デザイン
  • 一枚一枚手作りの為、色ムラがあるが味がある
  • 細かい線などのデザインは不向きとなります。
  • 裏抜け100%
  • 基本的に色と色の間は白フチを入れる
  • 反応染料を使用した機械による印刷
  • 細かいデザインも可
  • 色のぶつかりも表現可
  • 裏抜け70%
  • インクジェットによりフルカラーも可
  • 顔料を使用したシルクスクリーン
  • 色の正確性が高いので、コーポレートカラーや、キャラクターの印刷などにもおすすめ
  • 裏抜けはほとんどなし。
  本染め
料金 小ロットの場合割安
ロット 小ロットにオススメ
納期 30日
デザイン
  • 一枚一枚手作りの為、色ムラがあるが味がある
  • グラデーションなどの色味が綺麗にでる
  • 細かい線などのデザインは不向きとなります。
  • 裏抜け100%
  反応染め
料金 大ロットの場合割安
ロット 大ロットにオススメ
納期 25日
デザイン
  • 反応インクジェットを使用した機械による印刷
  • 細かいデザインも可
  • 色のぶつかりも表現可
  • 裏抜け70%
  プリント
料金 本染め、反応染めより全体的に割安
ロット 小ロット~大ロットまで対応可
納期 25日
デザイン
  • インクジェックを使用した機械による印刷
  • 写真などの印刷、キャラクターの印刷などにもおすすめ
  • 裏抜けはほとんどなし。

TEL:03-3625-3381 FAX: 03-3625-3383